知るとより楽しい!インド映画の特徴と、5つのおすすめポイント

インド映画

バーフバリシリーズやRRRの盛り上がりもあり、近年インド映画の人気が高まっていますよね。
ですがインド映画について、まだまだ多くの方にその特徴などが知られていない気がします。

インド映画の楽しみ方が分からない方や初めてインド映画をみる方にも、より興味を持ってもらえるように、今回はインド映画の特徴やおすすめのポイントを紹介していきます。

※インド映画のおすすめ作品を10本紹介した記事がこちらにありますので、よければ今回の記事とあわせて見てください。

インド映画について

インドは世界屈指の映画大国で、最も映画の年間制作数が多い国として知られています。その数はおよそ2000本です!

全国各地で映画が作られていますが、その中でも、初めてインド映画がつくられたインド映画の聖地ムンバイ(旧ボンベイ)や南インドを中心に映画熱がとても高く、アメリカのハリウッドにちなんでボリウッドやトリウッドなどとも呼ばれています。

インド映画界の位置関係

ボリウッドはボンベイの映画産業でヒンディー語が中心。トリウッドはハイデラバードなど南インドの映画産業でテルグ語が中心です。さらに南にはタミル語映画のコリウッドなど各地の様々な場所や言語で映画が制作されています。

これら全国各地の映画産業が、より良い作品を作ろうと競い合い、交流もしながらインド映画界を支えています。

インドは、映画産業ではアメリカに対抗できる唯一の国といってもいいくらい巨大な市場があり、スケールの大きな質の高い作品を生み出しているのです。

インド映画、5つのおすすめポイント

次に、インド映画のおすすめポイントを5つピックアップしたいと思います。

1. インド映画は、ダンスと音楽が楽しい

インド映画はほとんどの場合、作中にダンスシーンが盛り込まれることで有名です。音楽も1つの作品の中で5曲以上使用されるのは当たり前で、トータルで3、40分以上踊っていることも普通にあります。

これには、恋愛表現のシーンを避け、かわりにダンスシーンで表現するという文化的な理由や、他言語国家なので、より多くの人に伝わるよう言葉を用いないダンスや歌で感情を表現するといった理由があります。

このダンスのスケールがものすごく大きくて、とっても見応えがあります。バックダンサーなども一緒に踊り、パワフルなものや、思わず笑ってしまうようなものも多いので、間違いなく印象に残るはずです。

また、衣装や装飾がカラフルで美しいので、見ているだけで気分が上がります。

最近は、いわゆる「踊ってみた」動画や、ダンスに別の楽曲を組み合わせたネタ系の動画なども多いので、なじみがある方も多いかもしれませんね。

2. インド映画の役者さんは、美男美女が多い

インド映画に登場する役者さんは、男性も女性も美男美女が多いです。特に女性は、衣装も含めて本当に美しい方がたくさんいます。
もしかすると、アーリア系の顔立ちが個人的に好みなだけかもしれませんが、すごくスクリーン映えする方が多い気がします。

ダンスシーンなどではさらにカッコよく、美しく見える点もポイントです。

また作品によっては、筋肉の鎧のような、鍛えぬかれた男性の肉体美なども堪能することができます。

3. インド映画のスターシステムが面白い

インドの映画界にはスターシステムと呼ばれる仕組みがあります。映画の主役を務める、ごく少数の男性がスターと呼ばれ、インドでは絶大な権力を握っているのです。
※近年は女性でもスターのような存在がいるようです。

通常は映画のストーリーに合わせてキャスティングがされますが、スターの場合は、スターを中心に映画の企画やストーリーが作られます。つまりスターを最大限に輝かせる演出が最初から約束されているということです。
※社会的にも別格の注目度や影響力があり、その一挙手一投足が話題に。最強のインフルエンサーですね。

なので、推しのスターを作り、そのスターを中心に作品を見ていくことで、きっとインド映画はより面白くなるはずです。

4. 上映時間が長く、内容が濃い

インド映画は上映時間が2時間半から3時間くらいあるものも珍しくなく、長編の作品が多いです。それでもただ長いのではなくて、内容がぎっしり詰まっている作品が多いので、あっという間にエンドロールということがよくあります。

※近年では、ボリウッドのヒンディー語映画などでは、2時間前後の比較的短い作品も多く作られるようになってきましたので、上映時間が長いことが逆に苦痛だと感じる方でもインド映画を楽しめるようなバリエーションになっています。

喜怒哀楽のすべてをこれでもかとばかりに詰め込んだ作品も多く、全体的にわかりやすい内容になっています。そのため感情移入がしやすく、終盤では感動と満足感を得られるはずです。

私は、以前インドのバラナシという街を旅行したときに、映画館で3時間くらいの作品を見たのですが、映画の途中に15分間のインターバル(休憩時間)があり、多くの方が、チャイを飲んだり軽食をとりながらお話をしていました。

上映時間が長いのが一般的なので、インドではそうした休憩をとるのが当たり前なんですね。舞台公演やクラシックコンサートのような形式で、当時はビックリしました。
※インド映画が日本で公開されるときは、3時間くらいの作品でもインターバルはありません。笑

また上映中も、皆さんかなり盛り上がって、拍手や歓声が飛んでいました。楽しみ方の違いというか、体全体を使って楽しんでいて面白かったです。

5. 日本や西洋とは異なる文化を味わえる

インドには、日本とも西洋ともまた大きく異なる独自の文化圏があります。多民族、宗教、哲学など様々なものが入り混じりユニークな文化を築き上げてきました。

インド映画を観ていると、日本や西洋とは全く違う、「こんな常識や習慣があるのか」というような文化の違いを数多く目にすると思います。

映画を通じてそうした文化や習慣、価値観を知ることは、きっと私たちの心をさらに豊かにしてくれるはずです。もしかしたら、普段の生活をする上でも新たに気づかせてくれることもあるのではないでしょうか。

まとめ

今回はインド映画の特徴やおすすめポイントを紹介してきました。

最後にもう一度おすすめポイントを振り返ります。

  1. ダンスと音楽が楽しい
  2. 美男美女のキャストを楽しめる
  3. スターシステムが面白い
  4. 時間の長さも内容の濃さも楽しめる
  5. 異なる文化を味える

こうしてみると、インド映画って他にはない独自性が高いですよね。

この他とは異なる、唯一無二の部分を楽しむのが、インド映画の醍醐味なのかもしれませんね。

これからインド映画を観てみようと思っている方や、インド映画をもっと楽しみたい方は、今回の記事をぜひ参考にして、楽しい映画タイムを過ごしてくださいね。

それでは皆さん今日も素敵なエンタメライフを。

コメント

タイトルとURLをコピーしました