時に妖精のようにふわふわと、時にダイナミックに、みる人の心を美しさや繊細さで魅了するバレエ。
舞台で鑑賞するイメージがありますが、映画の作品も数多く製作されています。
バレエを題材にした映画は、青春ドラマから伝記もの、ドキュメンタリーまで様々。
美しさやストーリーに心が満たされたり、表現者ならではの苦悩と信念に感動することも多いです。
表情や、からだの隅々まで細かく描写されるので、舞台だけでは気付きにくい部分にも注目できるのポイント!
今回は、そんなバレエダンスなどを題材にした、美しい作品を紹介します。
美しさに魅了される!バレエダンスを題材にした映画8選
今回は、バレエダンサーを目指す物語から、有名ダンサーの伝記まで、ドキュメンタリーではない作品の中から選びました。モダンダンスやコンテンポラリーダンスを描いた作品も含まれています。
どの作品も美しい作品になっていますよ!
リトルダンサー
監督 | スティーヴン・ダルドリー |
主演 | ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス |
上映時間 | 111分 |
製作国 | イギリス |
制作年 | 2000年 |
バレエ映画といえば、この作品は絶対に外せませんよね!大ヒットを記録し、のちに舞台ミュージカル化もされました。ボクシングを習っていた11歳の少年ビリーが、偶然見かけたバレエ教室に心奪われて、バレエダンサーを目指すお話です。周りの反対を振り切ってバレエに熱中するビリーの情熱と努力、そして家族の愛が美しく描かれています。音楽、ダンス、友人との関係なども素晴らしく、感動が込み上げてきますよ!
全部大好きな名作だナー
ブラックスワン
監督 | ダーレン・アロノフスキー |
主演 | ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス |
上映時間 | 108分 |
製作国 | アメリカ |
制作年 | 2010年 |
バレエ「白鳥の湖」を題材に展開されるサイコスリラーで、美と狂気の世界を描いた作品です。内気で繊細な主人公が、舞台に立つために葛藤するなかで、白鳥と黒鳥を自分に重ね合わせてだんだん狂気へと向かっていきます。どこまでが現実で幻覚かこちらも分からなくなりますよ。本当に憑依しているみたいなナタリー・ポートマンの迫力がすごすぎます!ラストシーンは鳥肌ものです。
この演技はオスカーとりますわナー
愛と哀しみのボレロ
監督 | クロード・ルルーシュ |
主演 | ロベール・オッセン、ジョルジュ・ドン、ダニエル・オルブリフスキー |
上映時間 | 185分 |
製作国 | フランス |
制作年 | 1981年 |
第2次世界大戦前から1980年代に至るまで、モスクワ、パリ、ベルリン、ニューヨークを舞台にして、4人の芸術家たちの人生と家族の物語がそれぞれ描かれ、最後には一堂に会します。ヌレエフ(バレエダンサー)、エディット・ピアフ(歌手)、カラヤン(指揮者)、グレン・ミラー(ジャズミュージシャン)が映画の実在モデルです。ラスト15分のボレロとそのダンスシーンは、素晴らしいという言葉では足りないくらい素晴らしいです!
2世代にわたる壮大なドラマだナー
ザ・ダンサー
監督 | ステファニー・ディ・ジュースト |
主演 | ギャスパー・ウリエル、リリー=ローズ・デップ |
上映時間 | 108分 |
製作国 | フランス |
制作年 | 2016年 |
こちらはバレエとは少し異なりますが、モダンダンスのパイオニアといわれているアメリカ人女性、ロイ・フラーの人生を描いた作品です。バレエの殿堂、パリ・オペラ座で踊るという夢をかなえるためにフランスへと渡ってきた彼女の奮闘ぶりと、表現者としての強い信念が色濃く描かれています。美しい衣装と照明を駆使した芸術的なダンスに圧倒されますよ。
舞台照明のパイオニアでもあったんだナー
ボリショイ・バレエ 2人のスワン
監督 | ワレリー・トドロフスキー |
主演 | マルガリータ・シモノヴァ、アンナ・イサエヴァ、アリーサ・フレインドリフ |
上映時間 | 132分 |
製作国 | ロシア |
制作年 | 2017年 |
ロシアの名門ボリショイ・バレエ・アカデミーでプリマ(主役)を目指す、対照的な2人の少女の、夢と過酷な闘いを描いた青春ストーリーです。最大の親友でもあり、ライバルでもある2人は、恋もバレエも競い合うことになります。キャストの多くが本職のバレリーナで、バレエシーンはボリショイ劇場など実際の場所で撮影されました。優雅で可憐なダンスがとっても美しい作品です。
過酷だからこそ華やかに輝くんだナー
ポリーナ、私を踊る
監督 | ヴァレリー・ミュラー |
主演 | アナスタシア・シェヴェレヴァ、ニールス・シュネデール、ジュリエット・ビノシュ |
上映時間 | 108分 |
製作国 | フランス、アメリカ |
制作年 | 2016年 |
こちらはクラシックバレエというよりコンテンポラリー要素が強い作品です。バレリーナを目指し特訓を重ねていた少女ポリーナが、コンテンポラリーダンスに魅了されて、そちらの道に突き進んでいくというお話です。ポリーナの挫折や成長を通して、踊りで何かを表現する事の奥深さや難しさが伝わってきます。表情やダンスが美しい作品です。
即興ダンス楽しそうだナー
ホワイト・クロウ 伝説のダンサー
監督 | レイフ・ファインズ |
出演 | オレグ・イヴェンコ、セルゲイ・ポルーニン、アデル・エグザルコプロス、ルイス・ホフマン |
上映時間 | 122分 |
製作国 | イギリス |
制作年 | 2018年 |
「ハリー・ポッター」シリーズや「グランド・ブタペスト・ホテル」などに出演した俳優レイフ・ファインズが監督を務めた作品で、世界3大バレエ団で活躍したソ連出身の天才ダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を描いています。KGBの監視など、冷戦時代の雰囲気が感じられる作品です。「愛と哀しみのボレロ」でも描かれたパリへの亡命シーンは本当にドキドキしますね。
ポルーニンが登場してるナー
くるみ割り人形と秘密の王国
あらすじ
愛する母を亡くし、心を閉ざしたクララ。彼女はクリスマス・イブの夜に“花の国“、“雪の国“、“お菓子の国“、“第4の国“からなる世界に迷い込む。そこで、“プリンセス“と呼ばれ戸惑う彼女は、第4の王国の反乱によって起きた戦いに巻き込まれていく。
引用:映画ナタリー
監督 | ラッセ・ハルストレム |
主演 | キーラ・ナイトレイ、マッケンジー・フォイ、モーガン・フリーマン、マシュー・マクファディン |
上映時間 | 100分 |
製作国 | アメリカ |
制作年 | 2018年 |
チャイコフスキーのバレエで有名な「くるみ割り人形」を、ディズニーが実写化した作品になります。原作とはストーリーが異なりますが、色彩豊かな映像に、素敵な衣装やセットなど、華やかで可愛らしい世界観になっています。バレエシーンはセルゲイ・ポルーニンやミスティ・コープランドなどトップダンサーたちが踊っていて、とってもエレガントですよ!
チャイコフスキーのアレンジすごくいいナー
バレエの世界を楽しんでみよう
いかがでしたか。今回は8本の作品を紹介しました。
優雅で美しいバレエの世界ですが、裏では、とてもハードな練習や競争があったり、表現者ならではの苦しみや葛藤があったり、ライバルたちの嫉妬や陰謀などもあったりするものです。
そんな表に出さないドラマや努力があるからこそ、バレエ作品は美しく、私たちの心をつかんで感動を呼ぶのでしょうね。
映像だから見えてくる、いろんな視点に注目しながらバレエの世界を楽しんでみてください。
私たちの人生に、インスピレーションを与えてくれるかもしれませんよ!
それでは今日も素敵なエンタメライフを。
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