元旅人がおすすめする、アジアを旅したくなる海外映画11選

元旅人がおすすめする、アジアを旅したくなる海外映画11選のアイキャッチ画像。 記事内で紹介する映画のロケ地となった、ピピ島の美しい景観の写真。 洋画

映画に登場する人々や街並みなどをみていると、旅行に行きたくなることがありますよね!

また、旅行に行くことが決まってから、その国や街の雰囲気を知りたくなって、その地域を舞台にした映画を見ることもあるのではないでしょうか。

今回はアジアを舞台に、旅がしたくなるような映画や、アジア地域を連想させる作品を紹介します!
ぜひ気軽に読んで、参考にしてみてくださいね!

アジアを旅したくなる、おすすめの海外映画11選

私は、海外を旅するのが大好きで、これまでに70カ国以上の国を訪れてきました。

イギリスに住んでいた頃にヨーロッパ各地を巡り、ノマドワーカーのようにお仕事をしながらアジア、アフリカ地域など世界各地を長期間旅していた時期もありました。

現在でも、まとまった休みがあるときは海外に出かけたりしています。

ここ数年は、コロナ禍や円安の影響などもあって、「ぜいたく三昧」とはなかなかいきませんが、それでもアジアの国々は、日本からも近く、リーズナブルな予算で楽しめる地域が多いのでおすすめです!

今回は、美しい景色やエキゾチックな魅力を楽しめる、アジアを舞台にした海外作品などを11本選びました。一部アジア映画もありますが、多くは洋画作品からチョイスしています。

※サッカーなどではオーストラリアもアジアの一員ですが、本来はオセアニア地域なので、今回は純粋なアジアの国を対象に作品を選んでいます。

アジア独特の魅力や、名所の数々をたくさん楽しめて、旅の気分を味わえますよ!
それでは紹介していきます!

チケット・トゥ・パラダイス

監督オル・パーカー
出演ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー、ケイトリン・デヴァー、マキシム・ブティエ、ビリー・ラード
上映時間104分
製作国アメリカ
制作年2022年

インドネシアのバリ島を舞台に、突然現地の男性と結婚することになった娘と、それをなんとか阻止するべく奮闘する不仲な両親の、愉快なドタバタ劇を描いたハートフル・ラブコメディ映画です。ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが夫婦役で共演しています。

ケンカばかりしているのに息がピッタリな夫婦の関係性が素敵で、お互いを理解しているのが伝わってきます。バリ島の美しい海や自然などの素敵な景観と、興味深い風習を楽しめるので、観ているだけで目の保養になる映画です。南の島へ旅行に行きたくなりますよ!

ホリエル
ホリエル

ロケーション抜群で、幸せな気持ちになれるナー

※胸キュンなラブコメ映画を紹介した記事もあるので、こちらもあわせてどうぞ↓↓

食べて、祈って、恋をして

監督ライアン・マーフィー
出演ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ、リチャード・ジェンキンス、ヴィオラ・デイヴィス
上映時間140分
製作国アメリカ
制作年2010年

こちらもジュリア・ロバーツが主演を務めた作品です。自分の人生にワクワクしなくなったニューヨーク在住の女性ジャーナリストが、イタリア、インド、バリ島と、長期間の旅をします。旅を通して自分を見つめ直し、出会う人たちからも刺激を受けながら成長していくお話になっています。

イタリアでは「食べること」が、インドでは「瞑想や祈り」が、最後のバリ島では「恋愛」がテーマになっています。各地に合わせた音楽や景色が美しくて、旅した気分になれますし、疲れたときに癒されるおすすめの映画です!まずは行動することが大切だと感じさせてくれますよ!

ホリエル
ホリエル

人生の選択について考えさせられるナー

ザ・ビーチ

英語版の予告編になります。
監督ダニー・ボイル
出演レオナルド・ディカプリオ、ダニエル・ヨーク、ティルダ・スウィントン、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ロバート・カーライル
上映時間118分
製作国アメリカ
制作年2000年

リゾートアイランドを舞台に、レオナルド・ディカプリオが主演を務めた作品です。タイを旅行中、伝説の楽園の話を聞いてその夢のビーチがある島を訪れた青年。自然のなかで自由を謳歌するかと思いきや、思いがけない事件に巻き込まれていく様子を描いたサスペンス・アドベンチャー映画になっています。

人間の狂気を感じる作品でもありますが、タイの街並みと、伝説の島の景観、エメラルドグリーンの海がとても美しくて印象的です。この島はプーケットやクラビからほど近い、タイのピピ島がロケ地になっていて、一時期は観光客が押し寄せすぎて自然保護の観点から入島が禁止されたこともありますが、現在は復活しています。のんびりとバカンスを過ごしたくなりますよ!

※ちなみに、今回の記事のアイキャッチ画像は、ピピ島の風景写真になります。

ホリエル
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レオ様が美しすぎるナー

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える

監督トッド・フィリップス
出演ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ケン・チョン、ジェフリー・タンバー、ジャスティン・バーサ
上映時間102分
製作国アメリカ
制作年2011年

クレイジーな展開と、衝撃的なおバカっぷりで大人気となったコメディ映画「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」の続編となる作品です。仲良し4人組が、結婚式前夜のパーティで記憶をなくし、大騒動を巻き起こすストーリーですが、今作ではタイのバンコクを舞台に、ハチャメチャなやらかしの数々を味わえます!

バンコクらしい街の雰囲気や交通模様、ナイトライフの姿などが描かれていて、本当にバンコクを旅している気持ちになれます。あまりにも最低のおバカっぷりですが、最高の映画です!頭を空っぽにして安心して笑えますよ!

ホリエル
ホリエル

マイク・タイソンがまた出てるのが面白いナー

塔の上のラプンツェル

監督ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
出演マンディ・ムーア、ザッカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、ロン・パールマン、M・C・ゲイニー、ジェフリー・タンバー
上映時間101分
製作国アメリカ
制作年2010年

グリム童話の「髪長姫」をディズニーが映像化した名作で、18年間ずっと塔の中で暮らしてきた少女が、大泥棒と一緒に外の世界へ飛び出し、冒険を繰り広げるストーリーです。今年東京ディズニーシーに新エリアができたことでも話題になりましたね!

作品の舞台はあまり関係ありませんが、映画のハイライトとも言える、たくさんのランタンが空を舞う印象的な場面は、タイのチェンマイで経験したコムローイ祭りでランタンが空に浮かぶ景色を連想させます。美しいというだけでは足りない、幻想的な時間を味わえる素敵なシーンなので、こちらを紹介するために選びました。

チェンマイのコムローイ祭りにて、空に浮かぶ幻想的なランタンの写真。塔の上のラプンツェルのワンシーンを思わせる。
チェンマイのコムローイ祭りにて、空に浮かぶ美しいランタンたち。
ホリエル
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ラプンツェルの世界観、ホントに素敵だナー

ダージリン急行

英語版の予告になります。
監督ウェス・アンダーソン
出演オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストン、アマラ・カラン、カミーラ・ラザフォード、ビル・マーレイ、ナタリー・ポートマン
上映時間91分
製作国アメリカ
制作年2007年

「グランド・ブダペスト・ホテル」など、独特なセンスや計算された画角、鮮やかな色彩の映像で有名なウェス・アンダーソン監督の作品です。父の死をきっかけに、仲の悪い3人の兄弟たちが、電車でインド横断の旅をしながら母親に会いにいくというロードムービーになっています。

ダージリンの名前がついていますが、主な舞台となっているのは、ブルーシティとして有名なジョードプルなど、インド北西部に位置するラジャスターン州です。絵画のような田舎の風景やカラフルな映像が美しく、ほのぼのとした雰囲気を味わえるので、すごくインドに行きたくなります!豪華すぎるサブキャラクター陣の登場も楽しめますよ!

ホリエル
ホリエル

突然ナタリー・ポートマンが出てきてビックリだナー

※インドを舞台にした海外映画を紹介した記事もあるので、こちらもどうぞ↓↓

バジュランギおじさんと、小さな迷子

監督カビール・カーン
出演サルマーン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、カリーナ・カプール、ナワーズッディーン・シッディーキー
上映時間159分
製作国インド
制作年2015年

こちらはインド映画から唯一チョイスした作品です。正直者でお人好しなインド人の主人公が、パキスタン人のちいさな迷子の女の子をインドからパキスタンへ届けるために奔走する、ハートフルなロードムービーです。インドの誇る大スターで、3大カーンのひとりでもあるサルマーン・カーンが主役を演じています。

インド、パキスタンそれぞれの街の様子や、雄大な風景、出会う人たちとの人間模様を堪能できる作品なので今回選びました。国同士の対立や宗教の問題など、さまざまなハードルがありますが、それを乗り越えていく主人公の実直さには心打たれるものがあります。国境を越える愛と、人の優しさにあふれた、笑って泣ける最高の作品ですよ!

ホリエル
ホリエル

壮大でユニークなダンスシーンも素晴らしすぎるナー

※同作品などのおすすめインド映画を紹介した記事もあるので、こちらもどうぞ↓↓

ブータン 山の教室

監督パオ・チョニン・ドルジ
出演シェラップ・ドルジ、ウゲン・ノルブ・へンドゥップ、ケルドン・ハモ・グルン、ペム・ザム
上映時間110分
製作国ブータン
制作年2019年

こちらはブータン映画ですが、本当に素晴らしい作品だと感じたので選びました。ブータンの首都ティンプーから、ヒマラヤの標高4800メートルという辺境の小さな村に赴任してきた青年教師と、村の子どもたちとの心の交流を描いた作品です。

壮大な自然のなか、電気も水道もない過酷な環境で素朴に生きる人々の美しさや温かさが、ゆったりと確実に心にしみていきます。純粋な子どもたちのまなざしや、教育を受けられる喜びが伝わり、強く心に刻まれる作品です。ブータンの魅力だけでなく、幸せとは何か、豊かさとは何か、大切にするべきものは何かを考えさせらますよ!

ホリエル
ホリエル

幸せは自分の心が決めるんだナー

セブン・イヤーズ・イン・チベット

英語版の予告になります。
監督ジャン=ジャック・アノー
出演ブラッド・ピット、デヴィッド・シューリス、B・D・ウォン、マコ岩松、ダニー・デンツォンパ
上映時間126分
製作国アメリカ
制作年1997年

アイガー初登頂でも知られているオーストリア人の登山家、ハインリヒ・ハラーの自伝小説を映画化した作品です。第二次大戦勃発の影響で、インドとヒマラヤにて戦争捕虜となった後にチベットへと脱走した主人公の、そこでの7年間にわたる日々と、若き日の少年君主ダライ・ラマとの交流が描かれます。

ヒマラヤの大自然やチベットの美しい風景、人々の暮らしぶりが印象的な映画で、チベットの文化にふれて、心が浄化されていく様子が見事に表現されています。また、若きブラピのイケメンぶりも際立っているのでそちらにも注目です!ラマの尊さが垣間見え、歴史の勉強の参考にもなりますよ!

ホリエル
ホリエル

チベットの人々の優しさが素敵だナー

※同作品など、アウトドアやキャンプを感じる映画を紹介した記事もあるので、こちらもどうぞ↓↓

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦

監督スティーヴン・スピルバーグ
出演ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、デンホルム・エリオット、アリソン・ドゥーディ、ジョン・リス=デイヴィス、ジュリアン・グローヴァー、リヴァー・フェニックス
上映時間127分
製作国アメリカ
制作年1989年

ハリソン・フォードを主役に、スピルバーグ監督が製作した不朽の名作「インディ・ジョーンズシリーズ」の3作目となる映画です。キリストの聖杯を巡り繰り広げられるアドベンチャーは、ワクワクするようなアクションとコメディのバランスが絶妙で、親子の絆の深さを感じさせるストーリーになっています。少年時代のインディを若きリヴァー・フェニックスが演じているのも印象的な作品です!

今作で物語の終盤にかけて舞台となったのはヨルダンにあるペトラ遺跡です。中東の3大遺跡の一つとして知られていますが、私はこの作品を観てペトラ遺跡を知り、実際に訪れました。知り合った旅行者の方も同じことを話していた方が多くいたので、この作品が与えたインパクトの大きさが伺えます!

ホリエル
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入場料がなかなかのお値段だったナー

台北の朝、僕は恋をする

監督アーヴィン・チェン
出演ジャック・ヤオ、アンバー・クオ、ジョセフ・チャン
上映時間85分
製作国台湾、アメリカ
製作年2009年

最後は台湾映画からのチョイスになります。台北を舞台に、思いがけないトラブルに見舞われて、夜の街を彷徨うことになった男女の姿を、ゆるやかに描いた青春ロマンティックコメディで、落ち着いて楽しめる作品です。

淡々とした穏やかな雰囲気と印象的な音楽が、夜の台北の映像と絶妙にマッチして、すごくノスタルジックな気持ちにさせられます。台湾のよさがすごく感じられるので、台北を味わいたい方や、台北に行く機会がある方に、強くおすすめしたい映画です!

ホリエル
ホリエル

この作品観るたびに台湾行きたくなるナー

※同作品など、おすすめ台湾映画を紹介した記事もあるので、こちらもどうぞ↓↓

アジアを舞台にした映画にふれて、旅の気分を味わおう!

いかがでしたか。今回はアジアを旅したくなるような海外映画を紹介しました。

日本はアジアの一員ということもあって、どこか親近感のわくような場面だったり、文化や生活ぶりにも通じるものを見つけたりするのも楽しいですよね!

私も、ブータンなどは日本人の顔と似ていたりして、何か不思議なつながりを感じることができました。

エキゾチックな雰囲気を味わえるのが、魅力のひとつですし、風景などの美しい映像で旅行のイメージを膨らませることができるのも、アジアを舞台にした作品の素晴らしさではないでしょうか。

このほかにも、アジア各国で製作された映画など、アジア地域の魅力が感じられる作品は多くあります。今後は、東南アジア映画や中国、韓国の映画なども紹介していく予定です。

皆さんも、アジアを旅したくなるような、素敵な作品を観て、旅の気分を味わってみてはいかがでしょうか。実際の旅の参考にもなりますし、イメージもふくらみますよ!

そして機会があれば、ぜひ映画のロケ地を訪れてみてくださいね!

それでは今日も素敵なエンタメライフを!

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