1年間に、世界でいちばん映画がつくられている国はどこなのでしょうか。
そして日本はそのなかで何位にランクインしているのでしょうか。
今回はユネスコ統計研究所の調査などに基づいて、世界の映画制作数を調べました。
参照:ユネスコ統計研究所
世界では年間1万本近くの映画が製作されていた!
最新の統計が2017年のものなので、現在の正確な数字ではありませんが、まずは世界全体の映画製作数は年間で9,618本となっています。
およそ1万本もの映画が1年の間につくられていると考えると、ものすごい数ですよね!
そして1万本の映画の内訳としては、世界の全196ヵ国(日本が承認している国の数)のうち、120ヵ国で1本以上の映画がつくられていました。
世界の6割以上の国が映画をつくっていることになります。
※世界一長い時間の映画を調査した記事もありますので、よければ見てください↓↓
年間の映画製作数ランキング、上位7ヵ国はどこ?
さて、今回の疑問、どの国がいちばん映画を製作しているのか。
トップ7となった国をリストアップし、グラフを作ってみました。
年間の映画製作数ランキングはこのような順位です。
- 1位 インド 1986本
- 2位 中国 874本
- 3位 アメリカ 660本
- 4位 日本 594本
- 5位 韓国 494本
- 6位 フランス 300本
- 7位 イギリス 285本
いちばん映画をつくっていたのは、やはりこの国!
予想どおりというべきか、インドが、2位に倍以上の大差をつけて見事1位という結果に。
さすがは映画大国インド、やっぱりすごいですね!
ハリウッド擁するアメリカや日本の3倍以上ありますし、世界全体でみても2割以上を占めているので、かなり圧倒的な存在感です!
ちなみに、1位のインドがこんなに飛び抜けて作品数が多い理由としては、もちろん映画産業がすごく盛んなこともありますが、たくさんの言語が使用されている多民族国家だということも影響しているようです。
地域ごとに、地域ごとの言語を用いた映画をそれぞれ作っているため、自然と作品数も多くなるのだとか。
※インド映画について解説した記事もありますので、よければ見てください↓↓
日本の順位と、東アジアの健闘にも注目
2位には中国が入りました。中国は経済発展とともに映画産業の発展も著しく、映画にかける予算も昔に比べて激増したことが大きく影響しているのでしょうね。
中国は人口がとても多く、映画産業を支えるユーザーの絶対数も多くなります。映画館の数も、日本などと比べても桁違いに多かったり、作品数もかなりの数になっているようです。
経済状況が少し変わってきている部分もありそうなので、現時点のタイムリーな映画製作状況も気になるところです。
そして、日本は4位にランクイン。世界全体の約6%を占めています。
上位3ヵ国を考えると、妥当な順位とも言えますし、世界全体で見ると健闘しているとも言えるかもしれません。
私が個人的に面白いなと感じたのは、上位5カ国のうち、中国、日本、韓国と、東アジアの国が3つもランクインしていることです。
世界のなかで見ても、東アジアのエンタメ熱の高さが感じられますし、映画作品に対する人気、注目度がかなり高いということでしょうね!
また、上位6ヵ国の製作数を合わせると、世界全体の半分以上の作品が製作されていることが判明しました。
これは少し驚きましたが、予算や市場規模の問題などもあるのかもしれません。
あとはアメリカ映画をはじめ、上位にランクインした国の映画がそれだけ世界中で人気や需要があるということも考えられそうです。
まとめ
いかがでしたか。今回は、映画に関するプチ情報をご紹介しました。
数字を見ると、やっぱりインドは映画産業が本当に強いなとあらためて分かりましたね!
また上位の国を見ると、納得の順位というか、経済力のある国や人口の多い国がやっぱりほとんどでした。エンタメは心の余裕だけじゃなくてお金の余裕も大切なんですね。
今回のような豆知識を知っておくと、きっと映画はさらに面白くなると思います。
また次回、統計データが更新されたときに作品数や順位がどうなっているのか、今後も引き続き注目していきましょう!
それでは今日も素敵なエンタメライフを!
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